貯水槽補修工事には、様々な補修工事工法がみうけられます。
弊社では、どのようなライニング工事においても、剥離防止策として下地調整を最も重要な工程と考えています。

次の写真は、室内に設置されたステンレス製水槽の内部天井部分の施工事例です。
ステンレス製水槽は「錆びない」と思われがちですが、室内設置で換気が不十分な場合、水槽上部の気相部が錆びることがあります。 放置してしまうと、サビがサビを呼び、やがて穴が開いてしまいます。
この事例では、FRPを用いて穴を塞ぎ、防蝕ライニングを施工しています。

貯水槽内部の目地（パッキン）が劣化し、漏水しているケースです。 目地をFRPでライニングすることにより、漏水を防止できるのはもちろん、クリーンな貯水槽を維持することができます。

なお、FRPライニング工事では作業中に臭気（シチレンモノマーガス）が発生しますが、完全硬化と強制乾燥により、この臭気を除去します。
使用する材料は水道法に適合したものを採用しており、工事完了後には速やかに水質検査機関に依頼を行い、水質検査結果をお客様に提出することで、安全性を確保しています。

施工完了

経年劣化によりパネル自体の強度が低下している場合、FRPを全面に積層することで強度を補います。
部分的な補修では漏水の完全な止水が難しいケースも、全面補修によって対応します。

施工完了